今日は土浦でのライフプランセミナー(一泊二日コース)の冒頭で、
「いきいき人生をめざして」と題し、60分の基調講演の仕事でした。
今日の仕事は、ライフプランセミナーエージェントの依頼による60分という短時間のスポット的な仕事
なのに、帰りの電車の中で疲れがどっと噴き出してきました。
講演そのものは、最初から最後まで笑い声が絶えない、とてもいい雰囲気で、
自分でもまずまず満足のいくものだったのですが・・・
実を申しますと、私は、時間の短い仕事ほど大きなエネルギーが必要で、
終わった後は、いつもくたくたになっています。
たとえば、朝の9時から夕方の5時までのライフプランセミナーの全科目を
8時間すべて一人で担当するのと、
たった1時間の基調講演をスポットで担当するのと、どちらが大変かというと、
1時間の基調講演の方が骨が折れて、ぐったり疲れてしまいます。
でも、不思議なことに、8時間のセミナーでは、終わったあとにぐったり疲れを感じることはほとんどありません。
なぜかと言うと、
60分の短い講演は、1秒たりとも気を抜くことができず、
自分の全身全霊を60分という短い時間の中に凝縮してすべて注ぎ出さなければならないので、
受講者の雰囲気を見ながらの方向転換や、時間配分の失敗のリカバリーをやっているヒマもなく、
それでいて、
聴いていて役に立つ中身と、わかりやすさと、おもしろさの3つを極限まで追求し続けなければ
ならないわけですから、
途中で一息入れながら自分なりのペースで進めることができる長時間のセミナーより心身ともに
くたびれるのです。
それだけに、
講演が終わったあとの受講者の皆様の笑顔と満ち足りた表情での拍手は、
講師にとって何にも代えられない至福の瞬間でもあります。
でも、やっぱり、短時間の講演は何度やっても大変なことに変わりはありませんから、
私の講師道の研鑽に、終わりはないようです・・・。