先日の大船渡行きで強く感じたことがひとつあります。
それは、
「瓦礫」は決して「ゴミではない」ということです。
すでに多くの方々がそのことに触れておられますので、
先日の大船渡レポートでは、あえて触れませんでしたが、
被災現場で痛感したのは、
いわゆる「瓦礫」は、そこで暮らしていた方々の「思い出の山」であり、
他人にはわからない「宝の山」だということです。
いろいろな生活用品、衣類、おもちゃ、鍋や皿、電器製品等が瓦礫の中に溢れ、
そこが、まぎれもない大切な「生活の場」であったことを物語っていました。
瓦礫の撤去が遅々として進まないのは、
瓦礫が単なるゴミではないことによるものであることを
わたしたちはよく理解する必要があると思っています。