アバウト人
妻といっしょに妹の病院（埼玉医科大学国際医療センター）に行ったら、
妹が「テレビ見たいからテレビカード買ってきてくれない？」というので
同じ病棟のものすごくわかりにくいところにあるＴＶカード売り場にたどりついて
やっとのことでＴＶカード（1000円）を買って病室にもどり、
さて、どうやればテレビが映るかと、いつものようにあちこちのボタンを押していると、
発病以来あまり笑顔になれなかった妹が、腹を押さえていかにもおかしそうに笑い出したので、
「何がおかしいんだ？」と訊いたら、
「マニュアルも見ないで突然あれこれやりだすアバウトさがすごくおかしい！」 とのこと。
私にとってはいつものことなんですが・・・
帰りの車の中で妻がポツリとひとこと、
「あなたみたいに神経質の塊りみたいな人のどこがアバウトなのかしら？」
ぼくも妻と同感です。
でも、病気と闘ってる妹が、久しぶりにハラを抱えて笑う材料にぼくがなれたことに
今、ぼくはとっても深い満足感を味わっています。
写真は、今年６月に行ったスイスの首都ベルンの公園に咲いていたハスの花です。
