2011年6月26日、
大船渡の荒涼とした大津波の瓦礫の下で見つけたジーンズと手袋。
人はこのような物を「瓦礫」と呼んでいますが、
大きな山のように積み上げられた数えきれない物体は
決して「瓦礫(ゴミ)」なんかではなく、
そのすべてが「生活用品の山」でした。
たとえば、
鍋、釜、やかん、冷蔵庫、洗濯機、掛布団、敷布団、毛布、こたつの枠、
帽子、靴、車、自転車、バイク、パソコン、トースター、
カメラ、雛人形、帽子、
そして、破壊された建物の山と積まれたおびただしい数の廃材・・・