きのうの夜遅く、
40年来の古い友人から衝撃的な電話がかかってきました。
「Iさんが亡くなられました・・・」
私は思わず「なんだって!」と大きな声で叫んでしまいました。
発見されたのは
死後4日ほど経過したカンボジアの宿舎のベッドの上で、
詳しいことはまだ何もわかっていません。
Iは、私と同い年(75歳)の一番古い友人で、
友だちの少ない私にとって、
56年にもわたる親友です。
彼の若いころからの夢は、
「インドに行って水不足の地方で井戸を掘ること」
でした。
でもいろんな事情があって、
その夢はなかなか実現できませんでしたが、
昨年、74歳でようやく夢がかなって、
カンボジアの貧しい子供たちのために自分を捧げる道が拓け、
1年前からカンボジアに移住して
本格的なボランティア活動を開始したばかりです。
妻と二人で、
「Iくんは、74歳にして、若い頃からの夢がかなって
ほんとうによかったね。」
と喜んでいたのに・・・
今練習しているブラームスの「ドイツレクイエム」を
IとIの奥様(彼女は1カ月前に昇天)に捧げるつもりで、
練習に励みます。
( 写真は、2015年7月に、スイスの首都ケルンの公園で撮影した
睡蓮の花 )