今日の21:00から放映されたフジテレビの東日本大震災特集番組 「 わ・す・れ・な・い 」 は、
ほんとうに衝撃的で重い番組でした。
今まであまり放映されなかった生々しい大津波の映像、
猛々しく盛り上がって岸壁や民家に襲いかかる津波、
まるでおもちゃの家のように次々と流される家々、
小さなマッチ箱のようにかたまって、
けたたましいクラクションの音を響かせながら流されていく車の群れ。
息子さんと奥さんと3人で手をつないで逃げていく途中、つないでいた手が離れて、
息子さんと奥さんが自分の眼の前で津波に流され、自分だけ助かった男性の痛恨のことば。
この番組は、余計なコメントや評論家の言葉を一切排除し、
客観的な事実だけを伝えることに徹したもので、
番組進行役のニュースキャスター小倉氏は、次のような言葉で番組を締めくくりました。
「 わたしたち日本人が忘れてはならないこと、それは、
私たちは今まで数々の災害に襲われてきたこと、
そして必ず立ち上がってきたことです。 」
このコメントについての賛否は、観ている人の立場によっていろいろあるかも知れませんが、
ただ、一つだけ確かに言えることは、
数多くの犠牲者の方々と被災者の方々が私たちに教えて下さったたくさんの尊い教訓を、
私たちは決して忘れてはならない、ということだと思っています。
写真は、6月26日、大船渡市の被災現場で撮ってきた写真です。