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恥じらうようにひっそりと咲いている花もあれば、ギラギラと輝いて咲いている花もある。
１日最低５キロのスロージョギングを続ける中で、
最大の喜びは、そんな花たちとの出会いです。
花は、疲れた心を慰め、心の痛みを和らげ、生きる力を増し加えてくれる不思議な命です。
ところで、当然のことながら、人にはみな、その人の余命が決まっているのに、
ぼくたちは、幸いにしてそれを知らないから、明日の希望を追いかけて今日をがんばり、
今日を楽しみながら生きることができるのかもしれません。
それなのに、
末期のガン患者に対しては、どうして「余命」を告知するのかなあ。
ぼくは余命なんて教えてほしくないなあ、と
スロージョギングしながらふと考えました。
そういえば、ずいぶん前、妻にそんなことを言ったら、妻から即座に答が返ってきました。
「もし、お医者さんからお父さんの余命を告知されたら、
　お父さんには絶対教えないようにしようね、と、子供たちと話してます。
　余命なんか教えたら、あなた何をするかわからない人だから。」