ヨハネ受難曲の本番が終わって今日で1週間もたつのに、
私は未だにヨハネにつきまとわれています。
夕べは夢の中で、ひと晩中「ヴォヒン、ヴォヒン(どこへ)?」(第24曲)とうなされていました。
夢の中で、なぜか私は妻と二人で、どこかわからない国の牛の屠殺場に迷い込み、
出口を探しているうちに妻を見失って、
屠殺される何10頭もの牛たちの悲鳴が狂おしく鳴り響く中、
妻を探して「ヴォヒン、ヴォヒン(どこへ)?」と屠殺場の中を独りさ迷っているという
なんともイ〜ヤな悪夢でした。
私は、1990年以来、ヨハネ受難曲をコンサートで歌うのが今回で7回目でしたが、
何度歌っても、この第24曲、「ヴォヒン」がとても苦手で、
今回も満足のいく歌い方ができなかったので、
きっと夢にまで出てきたのでしょう・・・・
それにしても、ヨハネさん、
そろそろぼくを解放してください。
今日は5日ぶりに、なんとか4.5キロ歩いて、
木の幹までが炎のように赤く燃える紅梅の写真を30枚ほど撮った以外は、
きのうと同じように、ほとんど寝たきり老人風の1日でした。
今夜こそ「ルート ヴォール(やすらかに眠ってください)」(第39曲)の眠りを・・・・・・