「あなた、あの杉の木の茶色いの、杉の花じゃない？」
「どうせ枯れかかった杉だよ。」
「いや、あれはきっと杉の花よ。ちょっと見て来る。」
昼食後の紅茶を飲みながら、
わが家と細い道ひとつ隔てたすぐ横の茶畑に何本か立っている杉の木を眺めていた妻が
突然こんなことを言って、サンダル履きで杉の木の下まで確かめに行きました。
「やっぱり杉の花だったわ。」
「ふーん、じゃあ、あの杉の花粉は、うちの庭に飛んで来ないで、
うちの屋根飛び越して、はるばる東京まで行ってんだ。」
「そうかもね。３３年もあんな杉の花のすぐ下で暮らしてても花粉症にならないんだから・・・。」
「花粉症になる女性は美人ばかりだよ」、と口から出かかった言葉を飲み込んで、
ぼくもすぐ杉の花の写真を撮りにいきました。
（夕べ、撮ってきた杉の花と花粉の写真をブログに載せましたが、
今朝３/３ブログを開いてその写真をみていたら、なんだか鼻がムズムズしてきたので、
ただちに、別の写真に変えました・・）
