夕べ、
坂道を下っている夢を見ていました。
私の前から一人の男が坂道を登ってきました。
すれ違う時、ふとその男の顔を見ると、
彼は、
1年前にカンボジアのボランティア拠点で天に召された私の50年来の親友でした。
彼は、すれ違いざま、
何も言わずに、
いつもの人なつっこい笑顔を残して立ち去ろうとしました。
私は思わず大声で「今井!」と叫びました。
彼は何も答えずに目を伏せ、
再び顔を上げた時には、
その顔はまったく見ず知らずの人になっていました。
カンボジアの貧しい子供たちのために命を捧げた友を天に送って1年。
(彼は、一人暮らしで看取る人もなく
天に召されて4日目に宿舎のベッドの上で発見されました。)
それを思うと、
とにかく、とても哀しくて寂しい夢でした。