おもしろいセミナー講師の花ブログ

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不死身の指揮者・郡司博先生(2)



きのうは、サントリーホールでのブルックナー・ミサ第3番の本番でした。


ガンと闘病中も指揮者:郡司 博先生の体調を、
東京オラトリオ研究会270人の合唱団員のみんなが気遣いながら
9:30には全員がサントリーホールに集合。


ゲネプロでは、なにかと不十分なところもあって
ゲネプロ終了後に、、
先生のアシスタントが、合唱団員のテンションを下げてしまうようなひどい言葉をわめきちらした
ため、
合唱団員は、それぞれが不安を抱きながら本番のステージに上りました。
(オケが専門で、合唱をよく知らない方の中に、時々こういう方がいらっしゃるようですが・・・)


そして始まった本番。
指揮台に上るまでの郡司先生は、やせて生気のない初老の人のように見えなくもないご様子でし
たが、
ひとたび指揮台に上ると、がらりと表情が変わって、
往年の郡司先生を彷彿とさせるダイナミックで表情豊かな指揮で私たちをグイグイ引っ張って
下さいました。


特に「ff」の箇所では、口を大きく開き、両腕を天に向けて大きく広げるという、先生独特の指揮で、
私たちの力を120%引き出して下さり、私たちも、完全燃焼の演奏ができました。


これからも郡司先生と一緒に歌い続けたい、
合唱団員のみんなが、そんな思いを胸にしながら帰路につきました。