最近、彼岸花のことを、昔どおりの「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」と呼ぶことが多くなったようで、
私はとってもうれしくなっています。
私の郷里、四国香川県では、曼珠沙華のことを「彼岸花」などという無粋な呼び方は
60年以上も前から、絶対にしませんでした。
大学入学以来、関東に住み始めて約50年、彼岸花という呼び方にずっと抵抗感をもってきましたが、
西武線高麗川駅近くの巾着田の百万本の曼珠沙華を、
数年前からポスターで、「彼岸花」ではなく「曼珠沙華」と宣伝するようになったことが、
私にはたまらなくうれしいことです。
今日の夕方、薄暗くなってから5キロスロージョギングに出かけましたが、
埼玉県入間市の入間川の土手の暗闇の中に白く浮かび上がっている花に近づいてみると、その花は
なんと白の曼珠沙華でした。
猛暑が続いているので、曼珠沙華が咲くのはまだまだ先のことと思い込んでいた私にとっては
虚をつかれたようなうれしい早咲きの白曼珠沙華との出会いでした。