１４年間の植物人間から解放されて天に召された姉
１４年前の交通事故で意識不明の植物人間になり、
それから一度も意識を回復しないまま、
おとといの２月１０日早朝、香川県丸亀市の病院で
私をこの上なくかわいがってくれた姉は天に召されました。
８３歳の人生。
かけつけた姉の息子から、
とても安らかな顔だったと、メールが届きました(^_^)/
姉の遺体は、亡くなった日の夕方、香川医科大学から来た迎えの車で、
献体のため引き取られていきました。
私が小さい頃、わが家はとても貧しくて、
私が高校に進むお金がないとき、
私より１０歳上の姉は、
私のために働いて入学金を工面してくれました。
また、大学に行くのをあきらめていた私のために、
姉は、早稲田大学への入学金を用意してくれました。
弟が早稲田に進んだことを、姉はいつも自慢し、
私が香川に帰郷したときは、
必ず、私をなじみのカラオケにつれて行って、
私に、「 愛の賛歌 」 や 「 時計 」 や 「 雪が降る 」 を歌わせて、
とても嬉しそうに、得意そうな顔をして聞いていました。
ある時は、姉の頼みで、大きなカラオケ大会の審査員をやらされたこともありました。
日本舞踊や茶道、洋裁などの先生をしていた姉は、人間関係も広く、
とても面倒見のいい女性でした。
今の私があるのは、すべて、姉のおかげです。
姉は、私の人生の恩人です。
ほんとうにありがとう、礼子ねえちゃん・・・・
礼子ねえちゃんのために、今から「愛の賛歌」を小さな声で歌います。
そして、
今年の３月２１日に、
幻冬舎から出版予定のぼくの初めての著書
「人生90年時代のライフプラン “ま、いいか”でいきいき人生」を
礼子ねえちゃんに捧げます。
