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今日は、午前中８０分のスロージョギングで、ちょっとなつかしい看板と旗を見つけました。

これはいつも通る魚屋さんの裏口に立てかけてある看板です。
いつもは古びたかすれ文字で
何を書いてあるのかよくわからない看板ですが、
今日はめずらしく書き立ての文字が書いてあったので、
このようによく読めました。
「一寸一度」
最近、「ちょっと」を「一寸」と書くことは少なくなり、
小中学生や、
もしかすると高校・大学生でも読めないかもしれませんね。
ぼくたち“オトナ”は、
“一寸一杯”で若い頃からすっかりおなじみなので、
ずいぶん久しぶりに出会ったこの「一寸」の文字が
とてもなつかしくて、
うれしい気分になりました。

次に出会ったのがこの旗です。
「団子」
これも、最近では、
「だんご」とか「ダンゴ」
と書かれることが多くなり、
町の中で見かけることが少なくなった旗です。
駅前にある店といえば、
喫茶店とコンビニと花屋と不動産屋だけ
というさみしい駅前から徒歩１分にある古い和菓子屋さんの店先で、
この旗はいつもはためいています。
いつも見慣れた旗ですが、
今日はなぜか、
この旗が、お店の主人が頑固に守り抜こうとしている職人魂を誇示しているように見えて
思わずシャッターを切りました。
「団子」の「子」のあたりの布地が少しほころんでいるのが
この店の古さを物語っていると思いませんか？
こんなさりげない風景の中に、
なつかしさや楽しさを見つけるのも
スロージョギングの楽しみ方の一つかもしれませんね。