「大丈夫ですか？」
４時半頃スロージョギングに出かけ、
途中５時半頃、いつもの遊歩道のベンチでひと休みしながら
大好きなヨハネ受難曲のコラールを小さな声で歌っていたら、
私の前を一度通り過ぎた８０代後半とおぼしきご老人が引き返してきて、
私を覗き込みながら 「大丈夫ですか？」 と声をかけてきました。
一瞬何のことかわかりませんでしたが、
どうやら私のことを心配して声をかけてくれたようだとわかったので、
大きな声で元気に 「大丈夫です！」 と答えると、
彼は安心したような顔をして立ち去りました。
それにしても、
街灯もない暗いベンチで小さな声で歌っているのを、
身体のどこかが苦しくてうめいているのと勘違いされて
９０歳近いご老人から
「大丈夫ですか？」と声をかけられたのは私にとって大変なショックです。
これから、暗いベンチに座って歌うのは絶対やめることにしますが、
とにかくあまりのショックで当分立ち直れそうにありません。。。。
それなのに妻が追い打ちのひと言。
「あなたの歌は、その人にはきっと老人のうめき声にしか聞こえなかったのよ。」
